長野県のリフォーム設計事務所【スペースイン】タイトル

■スペースインの住宅へのこだわり その2

宮坂佐知子
私は仕事柄、たくさんの人たちと色の打ち合わせをします。
[やあ〜、色は苦手でね」、「色は難しいですねー」など、色に関して苦手意識を持っている人。「色はまず形を決めてから・・・」、「色はあとでいいよ」などと、色に興味を持たない人。さまざまな人がいます。
では私はなぜ、色の打ち合わせをしているのでしょう。

自然の中で景観をじゃましないよう、周囲にとけこむような配色で外観を仕上げた(スペースイン設計の新築住宅

色には意味があり、多くの魅力がある・・・
色彩心理という言葉がありますが、赤には赤の、青には青の意味があり、色彩は人を楽しくさせたり、不快にさせたり、誘導したり−−と、多くの力を持っています。

オレンジ色を基調に、補色で観葉植物のグリーンを使ったリビング。オレンジとグリーンの対比は、気分が楽しく、明るくなり、会話を弾ませるのに効果がある配色(スペースイン設計)

調和のとれた配色には癒しの効果を期待
人は、不調和の配色の中で長時間過ごしていると、ストレスがたまりイライラします。逆に、調和の取れた配色の中では、穏やかになるのはもちろん、ヒーリング(癒し)の効果も得られるのです。
使い方次第で決まる色の美醜

例えばイメージしてください。部屋をピンクで、コーディネートした場合。床がピンクのじゅうたん、壁も天井もピンク、ソファーもカーテンもピンク・・・。これではいくらピンクが好きでも生理的に不安定になります。この部屋は、ドアの色を白、観葉植物を置くなどしてピンクに対して、緩衝材の白や、補色のグリーンを配色することで、色の安定を図るのです。色彩はすべて魅力的で美しく、それぞれの色に善しあしはありません。
しかし、色彩の美醜は、その使い方によって決まるのです。

人肌に近い木の色と、壁には同系の自然の土の色を使い、黒い座卓で引き締めて格式を上げた和室。長くいても疲れない(スペースイン設計)

町並み考え色彩公害は避けよう!
特に建築にかかわる色彩は、公共の空間から、個人のプライベートまで、人の生活するすべての環境を創造するのです。「いい家だね」、「きれいな町並みだね。」・・・という言葉は、調和のとれた配色で初めて発せられます。たとえ個人の家でも、街並みの中での公共性を考え、色彩公害は、避けたいものです。自分の家が、自分の住んでいる街へ付加価値を付けられるとしたら、素敵なことではないでしょうか?
個人には心地よく、街は良さを保つため
私が色の打ち合わせをするのは、個人には、より快適で心地良い色空間の中で、それぞれの大切な時間をすごしてほしいからです。また、街を構成する色では、できる限り、その街の良さを持ちたいという想いを持ちながら、打ち合わせをしています。

色の不思議な力を知って!
色の不思議な力。もっと多くの人に知ってほしいと思っています。